墓地についての基礎講座

墓地に関するトラブル例

墓地というのは誰もが何度も購入するものではありませんから、どうしても勝手がわからないまま契約してしまいがちです。なんとなく契約してしまうと、実際にお墓が完成してからトラブルになったという人もいますので、注意しましょう。
まず、墓地の購入に関するトラブルで多いのが、金額の問題です。お墓を建てる時に必要なお金としては、墓地の永代使用料、管理料などがあります。さらに新しいお墓を建てる場合には墓石や仏具などの金額も重要です。お墓を建てるにあたって、墓石込みの費用だと思ったら、墓石は別に購入させられて総額が高くなってしまったという人や、中国産の墓石を国産と偽って高い金額を払わされたという人もいます。インターネットで調べやすくなったこともあって、以前に比べるとお墓に関する費用や相場などについての知識も広まりましたが、やはり金額に関するトラブルは後を絶ちません。
また、永代使用料を払ったのに、実際には三十三回忌の時に更新が必要だったということでトラブルになったり、宗旨や宗派は不問だと思って購入したのに自動的に檀家にされてしまったりということで揉めている人もいます。また、墓地を契約していざ墓石を建てようと思ったら指定の石材業者で選ばなければならないと言われたことでトラブルになることもあります。
このように、墓地に関するトラブルはいろいろありますが、その多くは事前によく確認をすれば回避できたトラブルです。石材の産地を偽るというのはちょっと素人には判断できませんが、多くのトラブルは契約時の書類に明記されているはずです。しかし、実際契約するときには書類の多さや緊張から見落とすことも多くなりがち。事前に「これは墓石込の金額かどうか」「宗派の指定はあるのか」「墓石はどこで購入してもいいのか」などトラブルになりやすい点を確認しておくことで、スムーズに進むかもしれません。購入までに気になる点は質問を繰り返し、契約時にもできる限り書類を確認することでトラブルを防ぎ、気分よく新しいお墓を迎えたいですね。

 

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