墓地についての基礎講座

お墓を建てた後の法要

お墓を建てた後は、法要を行う必要があります。まずは、立てたお墓に魂を入れるとする開眼法要。さらに納骨の際には納骨法要を行います。人が亡くなってから新しくお墓を建てた場合には、開眼法要と納骨法要は併せて行うことが多いので、何度も足を運ぶ必要はありませんが、生前にお墓を建てた場合なども開眼供養はしておく必要がありますので、そういった場合にはまず開眼供養のみ行うことになります。また、開眼供養はお墓を建てたとき一度きりの法要ですが、納骨法要は人がなくなって納骨が行われる毎に行われる法要です。代々伝わるお墓に入る場合でも、納骨法要は執り行われます。すでにお墓がある場合には、四十九日に合わせて納骨することが多いようです。
それ以外にも亡くなった人の祥月命日に行われる年忌法要もあります。一周忌、三回忌、七回忌から始まり、三十三回忌や五十回忌で弔い上げとするところが多いようです。七回忌までは親族なども集まって行われることが多く、法要後に会食を行うこともあるのでしっかり準備しておきましょう。その後は徐々に規模が小さくなり、遺族のみで行われることが多くなります。
いずれの法要も、故人を偲んで行われる大切な儀式です。開眼法要、納骨法要、一周忌、三回忌、七回忌などの法要は特に、喪服やそれに準ずる服装で出席し、失礼のないように厳粛な気持ちで臨みましょう。平服でいいですよと言われても、カジュアルな服装ではなく、色を抑えた落ち着いた服装で行くようにします。最近では散骨や納骨堂を使うなど埋葬の形態も多様化しており、家としてのお墓ではなく個人の好みでお墓を建てる人もいるなど、昔ながらの墓地とは様子が違ってきていることもあります。そうした場合には臨機応変に、わからないことがあれば業者に問い合わせなどをしながら進めていくのがよいでしょう。故人が安心して眠れるような法要ができるといいですね。

 

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